<%group_var="atelier"%> Pet Shop Boys 5 Songs

PSBクラシック/鉄板5曲



アルバム・レビューが終わったら、マーガレット選“PSBの曲のランキング“をやってみたいと思っていました。いろいろなジャンルで選んでみたので、お付き合い下さい。
何はなくとも絶対に聞いておいてほしい代表曲、「PSB必聴名曲クラシック/鉄板・ベスト」です。

まさか今さら「PSBってなに?」って、おぼこい少女のようなことを言う人はここには来ていないと思うけど、もしかしたら天のお導きか何かで、たまたま今日ここに迷い込んだ乙女(or童貞)がいるかもしれない。
PSB(ペット・ショップ・ボーイズ)は、「イギリスで最も成功したデュオ」とギネスに乗ったこともある、イギリスでは地位も名誉も権力も才能もあるラヴリーなおっさん2人組だよ!もしこれまで知らなかったら、人生の80%は無駄にしたと思うので、今からでも遅くないので一刻も早く知っておこう。本当はマーガレットのHPを全部読んでもらえるといいんだけど、何百ページもあるから、まずはじめに代表曲を紹介します。いくらレビューや解説を読んでも、曲を聴かなきゃ何にもならないからね。・・・5曲選ぶなんて超難しいな。



♪「West End girls」(‘84)

PSBは「WEG」に始まって「WEG」に終わる。鮮烈過ぎるデビュー曲でありながら、20数年のPSBを凝縮するほど濃厚、かつ世界観をこれほど伝える曲もない。もしたった1曲しかPSBの代表曲を選べないとしたら、この曲になるだろう。80年代の曲なのに、いまだに普遍的な
会の片隅の孤独感を感じさせる名曲。作ったときは2人ともサラリーマン。

*「West End girls」1984年TV(ベルギー)初登場のファースト・バージョン。このボビー“O”バージョンは全く売れなくて、大ヒットしたのはパーロフォン移籍後1985年のバージョン。まだ2人とも初々しい!ニールが緊張しているのがわかります。(YouTube)




 
*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ

 




♪「It’s a sin」(‘87)


正直、1985年から1990年までの5年はPSBの黄金時代で、ヒット曲や代表曲だらけなのでここからのセレクションは難しいけど、あえてこれ。ゴージャスで背徳的、ガンガンに鳴り響くダンスビート。みんなが望むPSBの王道はここにある。映像やパフォーマンスっぷりもキャムプで、やりすぎギリギリのところで上品さを保っているバランス感が素晴らしい。ただし、デビュー前からこの曲は完成していた。


*「It’s a sin」1989年ファースト・ツアーbyデレク・ジャーマン。PVでは火あぶりの刑になったニールが、ここでは”セクシーでワルい司教”に扮しています。ゴージャス!(YouTube)





*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ





♪「Being bo
ring」(‘90)

イケイケの黄金時代を経て彼らが着地した新境地、オフビートな“切なポップス”。祭りの後のなんとも言えない切なさを感じさせる名曲。歌詞はニールがエイズで亡くなった親友を思いつつこれからも生きていくという内容。ニール自身も20数年の活動の中で一番好きな曲だと公言。熱狂的ファンたちもこの曲を本当に大事にしている。

*「Being bo
ring」PV byブルース・ウェバー。史上初、メジャーのPVで初めてゲイ・カップルが出て来るPV。(YouTube)




*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ





♪「Go west」(‘93)

おそらくPSBを良く知らない人でも知っているPSBの曲がこれ・・・カバーだけど。“ゲイ・カップルが西海岸を目指す”というヴィレッジ・ピープルのオリジナルを、楽園崩壊・社会主義の崩壊という90年代半ばの波乱の社会情勢と絡めて、高揚ソングなのに切なくて泣けてしまうという奇跡の感情パラドックスを生むアレンジに成功。仕掛け人はクリス。いまだに世界的にサッカーといえばこの曲ですが、歌詞的には何の関連もありません。

*「Go west」1994年ブリット・アワード。200人の炭鉱夫コーラスは、現在でもアワードの伝説となっている。(YouTube)





*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ




♪「Home and dry」(‘02)


基本的にクラブ・カルチャーの申し子として、夜の世界を感じさせることの多い彼らが、まるで家庭を持ったかのように家で恋人とまったりする方向に落ち着いた曲。無事21世紀を超えられた安堵感なのか、911テロ後の世界的に戦争の方向に流れる情勢への反発の影響か、本当に心が安らぐ、水のせせらぎのように透明感があって美しい曲。愛することの大切さ、小さな幸せは足元にあると感じさせてくれる。

*「Home and dry」2006年ライブ・イン・メキシコ。優しくてしみじみするアコースティック・バージョン。(YouTube)





*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ

 



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