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YES
2009. Marc
英国が世界に誇る、無敵エレポップ・デュオ、ペット・ショップ・ボーイズの新作が遂に完成!06年の前作 「Fundamental」 がPSB独特のギラギラするような「あざとさ/ド派手なシアター性」を目いっぱい打ち出したアルバムだったとするなら、今回の最新作「Yes」はその「対」に位置するようなアルバム。カイリー・ミノーグ、ガールズ・アラウドetc.を手掛けた「現UK随一の敏腕ポップ・プロデューサー」=ゼノマニアを導入しつつも、全体のサウンド感はむしろ「控え目でアート志向、内省的なPSB」の側面を目いっぱい打ち出したような作風に。あえて比較するなら、90年の「Behaviour」や、99年の「Nightlife」に近い感触かも。 |
エレクトロ・ダンス・ポップ・レコードと30年間のスターダムを祝って、ペット・ショップ・ボーイズは彼らの新しいスタジオアルバム「YES」の裏話を明らかにする。Big Issue in the Northとの対話で、ロンドンのデュオはトラック・ガイドの提供と同様に、彼らの10番目のレコードに勢ぞろいしたさまざまなコラボレーションについて議論する。 「それは、"Have you got Pet Shop Boys’
Please?(PSBのプリーズを買ってもらえますか)"のように、僕たちのジョーク的なタイトルの1つだ。それはすごく哀れだけど、もしレコード・ショップに行ってこれを買えば、”Yes, Pet
Shop Boys(はい、PSBです)”って言える。」と、テナントは笑う。 アルバムは巨大なヒット生産工場のXenomaniaと一緒に書かれた。XenomaniaはGirls AloudやSugababesのような純粋なポップ・アウトフィットと関連している。しかし、彼らが外部の影響で彼らのゲームをよみがえらせる気があったことは、関連して現代ポップと接触しているままでいたいというデュオの願望への暴露的な肯定である。 「彼らが書くか、または彼らと仕事しているなら、多くの異なったメロディーとアイデアを音の同じ部分の上で書いて、次に異なった音に移動して、奇跡的にちょっと取り組むこともあり、おもしろいことが起こる。それがどのように出来上がる予定であるかを完全に理解している訳ではなかった。」と、ロウは言う。全体の不思議な工程に困惑させられたままだ。 |
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「YES」は10 枚目のスタジオアルバム(相変わらず日本のEMIでは“9枚目”になっているけど)。2009年3月に日本先行で発売された。「YES」と、リミックス付限定版「Yes, Pet S
個人的な感想では、今回のアルバムはすごく懐かしい気がした。でも、聴いたことがない。それができるのって凄いことだと思う。ファンを含め、聴く人を裏切らないPSB節は健在なのに、今まで聞いたことのない新しさがある。改めて、キング・オブ・ポップことニールとクリスの才能のキャパの大きさを思い知ることになった。
この懐かしさは、私が日本人だからかも、と思うことがある。このアルバムの持つ懐かしさが何であるかを探ると、“昭和の良き時代の歌謡曲“に行きつくのではないかと思う。もとろんイギリス人である彼らがそれを計算して創ったとは思わないけど、なぜか”ノスタルジー“というものは、育った環境や国が違っても、同じような信号で感じられるもののようだ。
どうでもいいけど、この「Rockin’ on」のインタビューはちょっとつまらない。というか、クリスが喋ってくれないインタビューは、質問が退屈だから(または機嫌が悪い)からなのだけど、ようやく喋った言葉だって、ニールに喋っている部分も多いし。だからこのインタビューは失敗。ただ単にこのインタビュアーが女性だからとかの理由だったらびっくりするけど。どんだけ女嫌いなのよーーーーって感じだけど、クリスの場合、それがあり得るかもしれないんだよね。もう50才なんだから、子供っぽいこと言わないで、仕事なんだから。でも、次は男性インタビュアーを用意すること、Rockin’on。
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Disc1
「Love etc.」’09シングル |
Disc2(仮想)
*以下は2008-に発表された曲。
アルバム未収録でリリースされたシングル、B面(カップリング、ボーナス・トラック)、Remixなど。
「 It doesn't often snow at Christmas」’09年EPシングル |